コロナ禍が世界に広がりつつあることを受けて、企業の経済活動を確保しながら、感染拡大を抑えるための対策として、ベトナム政府は就労の目的で外国人の専門家に対する入国を許可しました。では、ホーチミン市で勤務する際には、就労の入国承認の申請手続きはどうしたらいいのでしょうか。本記事では、その質問に対して、ご回答いたします。
2020年の就労の入国承認書の申請手続きについて
2020年のベトナム入国の規制によれば、入国承認書を申請できる対象は当国に勤務希望のあった投資家、技術専門家、高技能労働者、企業管理者(以下、専門家と総称します)に限られます。
地域住民の皆さんの安全と健康を考慮すれば、ベトナムでの勤務先企業は規制をよく理解した上で、手続きを進める必要があります。最初のステップとしては、入国予定の外国人の専門家のリストを作成し、ホーチミン市労働傷病兵社会福祉局に提出するということです。
ステップ①:ホーチミン市人民委員会・労働傷病兵社会福祉局へ承認書の申請
結果としての承認書はこちらでご参考。
必要な書類は以下通りです。
- 企業登記証明書の写し(公証付)
- パスポートの写し
- 紹介状(雛形がPNVTより提供)
- 確約書(ホーチミン市労働傷病兵社会福祉局の雛形がPNVTより提供)
- 入国予定の外国人専門家のリスト(雛形がPNVTより提供)
書類の状態によって、審査時間が異なり、申請から取得までは約7~21営業日掛かります。結果としてもらったのは、ホーチミン市人民委員会からのベトナム入国承認書と言います。
ステップ②:公安省入国管理局へ就労の入国承認書(letter on arrival)の申請
就労の入国承認書を申請する際には、企業は以下のすべての書類を準備し、ベトナムの入国管理局の受付・処理部門に提出する必要があります。
結果としての入国承認書はこちらでご参考。
必要な書類は以下通りです。
- NA16フォーム(雛形がPNVTより提供)
- 勤務スケジュール(雛形がPNVTより提供)
- NA2のフォーム(雛形がPNVTより提供)
- ホーチミン市人民委員会からの承認書
- 航空券の予約書、ホテルの予約書
上記の書類はすべて揃えば、または問題なければ、申請から約7-14営業日の後入国管理局から承認書が交付されます。
ステップ③:ホーチミン市保険局に隔離計画案の提出
ステップ①と②が終わったら、ステップ③に移ります。
このステップでは、必要な書類は以下通りです。
1.ホーチミン市人民委員会からの承認書
2.公安省入国管理局からの入国承認書
3.隔離計画案(雛形はこちらでご参考)
上記の書類を準備する以外に、企業は、外国人労働者に対し隔離規制等の情報を通知し、理解してもらう必要もあります。
コロナ影響がないとしたら、ホーチミン市で就労の入国承認書の申請手続きは順調に行うことができると考えられます。しかし、現在のように、コロナが猛威を振るう中で、申請手続きは普段より難しくなります。そのために、時間・費用と効果といった面を考えると、信頼できる業者さんを依頼するのは一番良い対策と思われます。申請手続きにあまり馴染のない方は当社にお任せください。この分野における12年間以上の経験を有した当社は、迅速かつ高品質なサービスを提供できることに自信をお持ちします。
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